2021年5月 8日 (土)

4月に読んだ主な本

コロナも第4波ということで、感染者が増加です。変異ウイルスも心配です。
本当にこの一年、何をやっていたんでしょうね、この国の為政者は。

さて、4月は相変わらず、zoomのイベントや会議が続きました。
そんな中、月初めに、ひろかわさえこさんの個展をみにいきました。移転後のピンポイントギャラリーは初めて。やっぱり原画はいいですね♪

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『海をあげる』 上間陽子 筑摩書房

『神さまの貨物』 ジャン=クロード・グランベール 河野万里子訳 ポプラ社

『本とあるく旅』 森まゆみ 産業編集センター

『強制終了、いつか再起動』 吉野万理子 講談社

『雷のあとに』 中山聖子 文研出版

『水を縫う』 寺地はるな 集英社

『女子少年院の少女たち 「普通」に生きることがわからなかった』 中村すえこ さくら舎

『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』 ヘルマン・シュルツ 渡辺広佐訳 徳間書店

『あしたの幸福』 いとうみく 理論社

『操作される現実─VR・合成音声・ディープフェイクが生む虚構のプロパガンダ』

サミュエル・ルーリー 小林啓倫訳 白揚社

2021年4月28日 (水)

3月に読んだ主な本

3月は東日本大震災から10年ということで、11日はオンラインイベント「原発ゼロ自然エネルギー100世界会議」の多様なプログラムを視聴。
その前7日は、ペンクラブ子どもの本委員会のイベントも。メインはフォトジャーナリストで映画監督の豊田直巳さんの講演。
フォーラムやJBBYのオンラインイベントなど、それなり行事も。

3月は2冊新刊が出ました。
・『葉っぱにのって』 金の星社
  葉っぱの妖精が主人公の初幼年。しろさめさんの絵がかわいい!
・『野原できみとピクニック』 偕成社
  高校生の格差恋愛。丸紅茜さんの絵がステキ!

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ということで、3月の読了本から10点。

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『サイコーの通知表』 工藤純子 講談社

『彼方の光』 シェリー・ピアソル 斎藤倫子訳 偕成社

『夜叉神川』 安東みきえ 講談社
*短編集。「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼ヶ守神社」「スノードロップ」「果ての浜」

『トリニティ、トリニティ、トリニティ』 小林エリカ 集英社(電子)

『零から0へ』 まはら三桃 ポプラ社

JR上野駅公園口』 柳美里 河出書房新社

『1ねん1くみの女王さま』 いとうみく 学研プラス

『天、共にあり―アフガニスタン三十年の闘い』 中村哲 NHK出版

『ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話』

『ほんとうの願いがかなうとき』 バーバラ・オコーナー 中野怜奈訳 偕成社

2021年3月25日 (木)

2月に読んだ主な本

2月は6日に日本児童文学者協会のオンライン合評会。
児文協のサイトの「講座ブログ」に報告記事があります。

11日はJBBY希望プロジェクト学びの会
「震災から10年 被災地の子どもたちが教えてくれること」
講師は、菅野祐太さん(認定NPO法人カタリバ)。
菅野さんが活動された大槌臨学舎は、2013年に、訪れたところでした!
報告記事はコチラです。


21日は、子どもの本・九条の会の学習会:蓮岡修氏の講演「絵本でひろがる、いのちのありかた」

柏市のハックルベリーブックスで行いました。
蓮岡修さんのお話は、さすがに中村哲さんを身近で見ていただけあって、とても興味深かったです。
ハックルベリーの店長が報告をお店のブログで報告してくださっています。

ということで、2月に読んだ本の中から10点。

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『新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体』 宮坂昌之 講談社ブルーバックス

『ニッケル・ボーイズ』 コルソン・ホワイトヘッド 藤井光訳 早川書房

『みつきの雪』 島めいり 講談社

『熱源』 川越宗一 文藝春秋

『白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」』 渡辺靖 中公新書

『見知らぬ友』 マルセロ・ビルマヘール 宇野和美役 福音館書店

『ブラック校則 理不尽な苦しみの現実』 荻上チキ/内田良編著 東洋館出版社 

『父さんの手紙はっぜんぶおぼえた』 タミ・シェム・トブ 母袋夏生訳 岩波書店

『みんなちがってみんなステキ─LGBTの子どもたちに届けたい未来』 高橋うらら ReBit監修 新日本出版社

『きらめく共和国』 アンドレス・バルバ 宇野和美訳 東京創元社


2月の新刊

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2021年2月19日 (金)

1月に読んだ主な本

1月は、『with you』について、新聞社2社から取材を受けました。
その関係で、版元のくもん出版さんに2度お邪魔。
久しぶりに編集者のみなさんとも少し雑談ができて嬉しかったです。

 

例によって、1月の読了本より10点

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『雪山のエンジェル』 ローレン・セントジョン さくまゆみこ訳 評論社

『エリーゼさんをさがして』 梨屋アリエ 講談社

『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか -人糞地理学ことはじめ-』(電書)

『見た目レンタルショップ化けの皮』 石川宏千花 小学館

『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』森達也編著 論創社
斎藤 環「『医療』に何が起こったか」/雨宮処凛「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」/上野千鶴子「コロナ禍とジェンダー」/今野*晴貴「コロナ禍の労働現場」/斎藤美奈子「パンデミック文学のパンデミックに寄せて」/CDB「緊急事態の夜空に」/武田砂鉄「アベノマスク論」/仲正昌樹「コロナ禍と哲学」/前川喜平「『全国一斉休校』という人災」/町山智浩「新型コロナ日記 イン アメリカ」/松尾 匡「コロナ下で進む日本経済の『転換』」/丸川哲史「コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦」/宮台真司「崩壊する日本の『絶望』と『希望』」/望月衣塑子「コロナ禍とメディア」/森 達也「禍福は糾える縄の如し」/安田浩一「コロナ禍の差別と排除」/安田菜津紀「共感の種を育てるために」

『女だてら』 諸田玲子 角川書店

『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ 文春文庫
*読書会の課題本。読書会は意見が割れて面白かったです。

『オール・アメリカン・ボーイズ』 ジェイソン・レイノルズ/ブレンダン・カイリー 中野玲奈訳 偕成社

『ヤングケアラー わたしの語り 子どもや若者が経験した家族のケア・介護』澁谷智子編 生活書院
*当たり前だが、当事者が語る体験もさまざま。感じ方もそれぞれ。もちろん、朱音よりもずっと過酷な体験をしている人もいる。

『日向丘中学校カウンセラー室』 まはら三桃 アリス館

 

2021年1月 9日 (土)

2020年12月に読んだ主な本

新年は、例年、早朝に調神社まで歩くのですが、今年は取りやめました。
早朝散歩では、すでに日の出時刻をすぎてましたが、近所の公園にある滑り台に上ってみました。
with you』の悠人と朱音の見た風景とは違う景色ではありますが…。

一年前のことを振り返れば、つくづく人生は予測不能だと感じます。

例によって先月の読了本より10点。

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『ほんとうのリーダーのみつけかた』 梨木香歩 岩波書店

『ごいっしょさん』 松本聰美 国土社

『潜入ルポamazon帝国』 横田増生 小学館

『フライデー・ブラック』 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー/押野素子訳 駒草出版

『人新生の「資本論」』 斎藤幸平 集英社新書

『わたしに無害なひと』 チェ・ウニョン 古川綾子 亜紀書房

『メイドイン十四歳』 石川宏千花 講談社

『彼女たちの部屋』レティシア コロンバニ/齋藤可津子訳/髙崎順子解説

『中古典のすすめ』 斎藤美奈子 紀伊國屋書店

『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』 椰月美智子 小峰書店

2021年1月 1日 (金)

あけましておめでとうございます

昨年の今頃、COVID-19はすでに存在していましたが、まだほとんどの人はそれを知らずにいました。
ほどなく感染が拡大しはじめるや、あっという間に報道もコロナ一色。この未知のウイルスによって私たちの暮らしぶりも変容を迫られることになりました。
予定していたイベントなどが次々に中止となったばかりか、学校は一斉休校、図書館も閉館、多くの店舗も扉を閉ざす事態となり、人と会うこともままならない日々が続きました。
当時の日本の感染者数(確認された人数にすぎませんが)は相対的に多くはなく、その人数を示すグラフの山は現在に比べると小さな山でしかありませんでしたが、何しろ世界的な流行だったので、人々は不安と不信の渦に巻き込まれ、経済的にも精神的にも多大な影響を被りました。

わけても、立場の弱い人ほど大きな打撃を受け、コロナ禍もまたショックドクトリンの例に漏れず、社会の矛盾をいっそうあぶり出すことになったようです。
加えて、政治の劣化と政治権力の横暴が顕在化した一年でもありました。

歴史上、人類は幾度も感染症に苦しんできましたが、世界的な広がりを見せた感染症─パンデミックは歴史そのものを動かしてきたという側面もあります。
COVID-19以後、私たちが見る世界はどのようなものなのか─それはまだわかりませんが、COVID-19はいずれは終息します。とはいえ、グローバル化の進展と地球環境の悪化により、また新たなパンデミックが起こる可能性は少なくないでしょう。
とすれば、此度のコロナ禍から、私たちは何を学べばいいのでしょうか。私たちの暮らし方そのものが問われている今、その問いの中にこそ光を見出しうるのかもしれません。

この国のみならず、矛盾だらけの世界のありように、絶望的な気分になることもあります。
それでも、子どもの本に関わる人々は、個人の尊厳が保たれる公正な社会を志向していると信じています。
そんな人々の思いをよすがに、前を向いて歩いていければと願っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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2020年12月30日 (水)

11月に読んだ主な本

コロナに明け暮れた一年が過ぎていきました。
来年は少しはマシな年になりますように。

11月の読了本より10点

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『ハジメテヒラク』 こまつあやこ 講談社

『上野新論 変わりゆく街、受け継がれる気質』 五十嵐泰正 せりか書房

『桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体』 倉持よつば あかね書房

『朔と新』 いとうみく 講談社

『民衆暴力─一揆・暴動・虐殺の日本近代』 藤野裕子 中公新書

『わかりやすさの罪』 武田砂鉄 朝日新聞出版

『明け方の若者たち』 カツセマサヒコ 幻冬舎

『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』 田野大輔 大月書店

『説教したがる男たち』 レベッカ・ソルニット ハーン小路恭子役 左右社

『アコーディオン弾きの息子』 ベルナルド・アチャガ 金子奈美訳 新潮社

2020年11月13日 (金)

10月に読んだ主な本

先週、佐倉市の歴史民俗博物館に行ってきました。
企画展「性差(ジェンダー)の日本史」を観るのが目的です。
この企画展は、12月6日まで。コロナ対策で、土日は要予約です。

Rekihaku Zuroku

 


ということで、10月の読了本から10点。

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コロナと生きる 内田樹/岩田健太郎 朝日新書(電書) 

コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  大野和基編 文春新書
 *「科学や客観的事実に基づかない荒唐無稽な主張に、むやみにアピールの場を与えるべきではない」「株価は実体経済全体を表しているのではなく、富裕層トップ10%の経済的繁栄を反映しているから……(ナスダックは)富裕層のバロメーターでしかありません」 〈新型コロナで強力になったGAFA〉 スコット・ギャロウェイ

 『お庭番デイズ 逢沢学園女子寮日記』 上下 有沢佳映 講談社
 *有沢佳映さん、7年ぶりの新刊!

 『コピーボーイ』 ヴィンス・ヴォーター 原田勝訳
 *『ペーパーボーイ』の続編。若い人に読んでほしい。
  「他者に手をさしのべることは恵まれた人生を送っていることの対価なのだ」スピロさんの言葉p276

『団地のコトリ』 八束澄子 ポプラ社

『コロナ後の世界 いま、この地点から考える』 筑摩書房編集部 筑摩書房

『拝啓パンクスノットデッドさま』 石川宏千花 くもん出版

『無限の中心で』 まはら三桃 講談社

『目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相』 加藤青延 PHPエディターズ・グループ

 

『22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」』

 平田オリザ 講談社現代新書

2020年11月11日 (水)

新刊のお知らせ

新刊がでました。書店などで見かけたら、手にとってください。

Withyou  

中学生の恋愛ものですが、ヤングケアラーのことを書きたいと思ったのがきっかけでできた作品です。

ヤングケアラーについては、最近でこそ、報道もかなり増えてきましたが、私が書こうと思ったころは、周囲の人に聞いても、言葉そのものを知らない人がほとんどでした。この間、ヤングケアラーについては、毎日新聞が取材班を立ち上げて発信、また、いくつかのテレビ番組(報道特集など)でも取り上げるようになってきました。今年の3月には埼玉県でケアラー条例はでき、ヤングケアラーにも言及しています。

実際にはこれまでも、ヤングケアラーが登場する物語は児童文学の中でこれまでも描かれてきましたが、多くは、家庭内の介護者-被介護者との関係性に重きを置いたものとして描かれてきたように感じています。そうした物語があることはもちろん重要ですが、私は子どもの権利が剥奪されているという視点を明確にし、物語の中に「ヤングケアラー」という言葉そのものを登場させたいと考えました。

印象的な少年と少女は、中田いくみさん。デザイナーの城所潤さんご指定で、色指定なども城所さんよるものです。地はグレーではくシルバーで、実物の色は、写真よりもずっときれいです。

 

2020年10月31日 (土)

9月に読んだ主な本

zoomなど、オンラインのイベント参加やミーティング、おしゃべりなどが増えてきました。
そんな中、9月は子どもの本・九条の会学習会のリアル+オンラインのイベントがありました。
『平和のバトン 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶』の著者、弓狩匡純氏講演会。
私はスタッフなので、会場のブックハウスカフェへ。

ということで、9月の読了本より10点。

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 『雨女とホームラン』 吉野万理子 静山社 

『主人公はきみだ-ライツのランプをともそうよ』 中山千夏 出版ワークス

 『わたしは、わたし』 ジャクリーン・ウッドストン さくまゆみこ訳 すずき出版

 『芝園団地に住んでいます 住民の半分が外国人になったとき何が起こるか』 大島隆 明石書店
 *芝園団地は蕨と南浦和の間の車窓からも見える巨大な団地。 

『国家と移民 外国人労働者と日本の未来』 鳥井一平 集英社新書

 『だれが日韓「対立」をつくったのか 徴用工、「慰安婦」、そしてメディア』
  岡本有佳/加藤圭木編 大月書店

 『夏物語』 川上未映子 文藝春秋

 『あおいの世界』 花里真希 講談社
 *昨年の児童文学新人賞佳作。

 『平和のバトン 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶』 弓狩匡純 くもん出版

 『政治部不信権力とメディアの関係を問い直す』 南彰 朝日新書(電書)

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